特徴は『かわいらしいベア』というよりも、まっすぐな目線とニュートラルな表情を持つオーソドックスなパターンの、どちらかと言ったら『渋いベア』ではないでしょうか。
私にとってのベア作りは、手芸というよりも工作に近いかしら、現在私の作るベアの多くは、完成までに3度の過程でペイントをしています。
ベアを見たり手にとってくれる方の中には、そのペイントの効果をアンティークライクとして受け取ってくださるのですが、実は、表情を生き生きとさせるためであったり、異なるマテリアル同士の繋ぎ目のような目的で施しているんです。
ほとんど完成しているベアにアクリル画材をエアブラッシング・・・・・なかなか大胆な作業ですが、10年以上建築関係のエアブラシ画を生業としていましたので、抵抗なくやっています。
万人に気に入ってもらえる作風ではないかもしれませんが、今後はダークな影の表現だけでなく、少々冒険的な試みもしてみたいです。(もともと保守的な性格ですので、奇抜なことはできませんけど。)
あと、ずっしりとした重量感と、大好きなモヘアをはじめとした素材をを生かした丁寧なつくりを心がけています。
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